不動産投資型クラファンの元本割れリスクは何%?リスク回避の方法や選び方

不動産投資型クラファンの元本割れリスクは何%?リスク回避の方法や選び方

節約家 せつ矢

不動産投資型クラファンやってみようと思うんですけど、これって元本保証じゃないんですよね?
 
損する可能性って結構あるんですか?
最近では爆発的に人気が出てきている不動産投資型クラウドファンディングですが、確かに元本保証の類の投資商品ではありません。あくまで投資なのでノーリスクではなく元本割れのリスクも充分あります。

招きネココ

が、自分が過去に10回ファンド以上投資した感じでは想定利回り通りにリターンがきていますね。今回は不動産投資クラファンの元本割れのリスクについて調べてみました。

招きネココ

不動産投資クラファンの実績を確認すればどのくらい元本割が起こったのか確認できる

2020年くらいからかなり勢いを強めている不動産投資型クラウドファンディングですが、「預金に置いておくくらいならお金に働いてもらう」というスタンスで自分も結構投資しています。

不動産投資クラウドファンディングの仕組み

しかし「投資」なので、不動産投資クラファンの元本割れのリスクがどのくらいあるのかは気になるところですよね。結局のところ投資なんて結果でしか評価されませんからね。

実は不動産投資クラファンにによっては過去に成立したファンドの実績を公式ページで公表しているところは結構多いです。

例えば「Creal」という不動産投資クラファンでは、過去に成立したファンドのパフォーマンスを公開しており誰でも確認できるようになっているので今回見てみましょう↓

crealの過去のファンドのパフォーマンス_運用終了している34ファンドすべてで完本割れなし&想定利回りのリターンが出せていると公表している
参考:最新の運用実績について | creal

このページでは「creal」の過去に成立しているファンドのパフォーマンスが一覧で記載されていますが、中でも過去に成立⇒運用が終了している34ファンドのうち全てで元本割れする事なく想定利回り通りにリターンが行われたと公表されています。

不動産投資クラファン自体最近登場したところが多く、運用期間もあってそこまで運用終了した母数は多くありませんが、34ファンド中0ならそこまで元本割れするリスクは高くなさそうです。

もちろん「投資」なのでノーリスクはあり得ませんが、自分も過去に10回ファンド以上投資⇒運用終了していますが、今のところ元本割れもなく想定利回り通りにリターンがきています。

リスクを避けるならこんな不動産投資クラファンを選ぶべき!

最近では不動産投資クラファンもどんどん増えていますが、ファンドや会社を選ぶ際にリスクを避ける方法・基準としては以下が考えられます↓

【不動産投資クラファン選びの基準】
➀.過去の実績を載せているところで判断
➁.優先劣後構造を取っているか
➂.途中返金可能か
➃.母体会社の規模

正直なところ利率や運用期間は同じ不動産投資クラファン会社でもバラバラなので、利回り的な意味ではどこを選んでもそこまで差はないように感じます。

しかし増やすための投資先として選ぶ以上はリスクヘッジは最低条件ですからね。

各社差別化のためにも安心安全に対する取り組みを強化し、透明性をアピールしているという訳です。元本割れのリスクヘッジをするならその辺を基準にすると精神衛生上良いかもしれません。

➀過去の成立したファンドのパフォーマンスを公表できているか

➀は前述の「Creal」のように、「その不動産投資クラファン会社の過去に成立したファンドの実績を公式が発表しているか」は要確認ですね。

もし元本割れがある程度起こっていたら載せられませんからね。「過去の実績の記載があるか」が一番確実な確認方法だと思います。

➁➂「優先劣後構造」などの投資家側を守るシステムの有無

また多くの不動産投資型クラウドファンディングでは、リスクヘッジに「優先劣後システム」を導入しています。

「私たち出資者」の他に「●●ファンド側」も出資者として資金を出す仕組みになっており、

不動産クラファンの特長:2種類の出資者
不動産投資型クラファンを募集している「●●Fund」=「劣後出資者」
その募集に乗ったお客である「私達」=「優先出資者」

と出資者として優先順位に差がついています。

そしてこの「優先出資者」と「劣後出資者」でリターンの順位に差がついており、リターンは「優先出資者」から優先的に行う=損失が出た場合には一定割合まで「劣後出資者」が負う というルールになっています↓

【優先劣後システムとは?】
★優先劣後システムの図解

「●●ファンド側」も「劣後出資者」として出資=一定損失まではファンド側が負う

元本保証はないですが、その分投資家を「優先出資者」として優先し、ある程度までの損失をカバーする仕組みになっている訳です。

他にも運用期間の途中でも解約金を払う事で途中返金する事も可能なサービスも存在します。

小口&運用期間短めのファンドにお試しで投資して様子見してみる

そもそも投資なので100%増えるような類のものではないですが、それでも各社透明性・安全性をアピールする試みがあり、実績としても元本割れするケースは稀みたいです。

また「不動産投資」ではありますが、

不動産投資クラファンの性質
1口1万円から投資可能 ⇒小口で様子見
運用期間も最短で3か月~2年と短め ⇒短期間で判断できるファンドで様子見

とハードルが低いものが多いので、リスクが怖ければ最初は数口にしたり、運用期間の短いファンドで様子見投資してみるのが無難な選択でしょう。

自分は最近は預金に置いておくのも機会損失なのでガッツリ不動産投資型クラファンに突っ込んでしまっていますが、あくまで余剰資金で行ってくださいね。

この類の投資は手元カツカツな時にやるような話ではないですので。