【積立額別】いつFire出来るのかシミュレーションしてみた!複利を活用=結局時間はかかる

【積立額別】いつFire出来るのかシミュレーションしてみた!複利を活用=結局時間はかかる

2021年に注目を集め出したFIRE(ファイア)という考え方もかなり認知されてきましたね。

FIREとは「クビになる」ではなく、Financial Independent,Retire Early movement=経済的&早期退職を意味する造語ですが、書店でもかなりよく見かけます。

FIREのキモは「月にいくら積み立てられるのか」と「運用年数」

FIREは今までの「定年退職まで働く」という考え方と大きく違って、早いうちに資産形成を済ませて、それを元手に運用利回りの不労所得で生活するという考え方で、

平均労働時間が長く「過労死」という言葉が生まれてしまうくらい日本人の厳しい労働環境からは理想郷にも感じてしまいます。

様々な書籍で語られているFIREですが、主に

FIREのキモ
頑張って積立投資をして複利を活用
年間の利回りが生活費を上回ったら、理論上はリタイア可能ライン
大体が長期運用前提で利回り4~5%で計算

辺りがメインではないでしょうか。

シンプルに「早期リタイア後の生活費」<「年間の運用利益」が達成できればリタイアできるので、FIREを早く達成するためには

早期リタイアを早く達成する2つのポイント
➀.月にいくら積み立てられるのか
➁.早期リタイア後の生活費をどこまで抑えられるか

の2点が主に重要になってきます。※年収ではなく「➀月にいくら積み立てられるか」ですね。

月20万円の運用利回りが得られるまでの「積立月額」と「積み立て期間」シミュレーション作ってみた

自分はどのくらい頑張れば、どのくらいでFIRE達成できるのか

という具体的な目安が欲しいと思うので、今回は以下条件で「月20万円の運用利回りが得られるまでの年数」をシミュレーションをしてみました。

【条件】
・利回りは4%でシミュレーション
・FIREを達成するまでは取り崩さない(利益は再投資)
・FIRE達成のゴールは仮で「月20万円の運用利回り=積立総額6,000万」

ケース1:月10万円を利回り4%で積み立て投資すると…

利回り4%&月10万円積立時の試算シミュレーション

月10万円を積み立てると、27年後に「月20万円の運用利回り」を達成

ケース2:月15万円を利回り4%で積み立て投資すると…

利回り4%&月15万円積立時の試算シミュレーション

月15万円を積み立てると、21年後に「月20万円の運用利回り」を達成

ケース3:月20万円を利回り4%で積み立て投資すると…

利回り4%&月20万円積立時の試算シミュレーション

月20万円を積み立てると、17年後に「月20万円の運用利回り」を達成

どうでしょうか。

運用利回り4%だと結構渋い結果ですよね。
「月20万円の運用利回り」を達成するまでに月20万円積立を17年間続ける必要があります。

そもそもFIREの動力源の「利回り4%」の投資は「複利の力」を利用する事を前提としており、複利の力は時間が必要なんですね。

もし手元に数千万単位のまとまった原資があったとしても。利回り4%で2~3年運用しても対して原資は増えませんからね(元の原資分が大きかったからリタイアしただけという事に…)

「複利の力」に関しては別ページで詳しく解説しているので参考にしてみて下さい↓

時間が原資を膨張させる『複利の力』ってすごい!投資の運用期間の重要性 時間が原資を膨張させる『複利の力』ってすごい!投資の運用期間の重要性

また最終的に足りない場合は、サイドFireという考え方もありますので、セミリタイアのような目標設定も今の時代になっているのかなと思います。

話題の『Fire(早期リタイア)』は本末転倒?より現実的な『サイドFire』とは 話題の『Fire(早期リタイア)』は本末転倒?より現実的な『サイドFire』とは