『つみたてNISA』1年目必見!途中からでも年40万円買う方法!楽天銀行『増額設定』

『つみたてNISA』1年目必見!途中からでも年40万円買う方法!楽天銀行『増額設定』

最近では投資に注目が集まっていますが、特に国の投資優遇制度である『NISA(一般NISA)』や『つみたてNISA』は投資初心者の入門に向いた制度です。

そしてNISAもつみたてNISAも年間の投資上限額が決まっていますが、基本的には満額入れておいた方が得です。

ですが、つみたてNISAのシステム上「毎月の積立設定」しかできない(都度購入できない)ので、年の途中で開始すると1年目は投資可能金額の満額を入れる事ができないです。

「年の後半から積立NISAを始めた」
「楽天カード決済の上限5万によって、年間積立上限の40万に届かない」
「年間40万の枠を使い切りたい」

という人も多いと思いますが、楽天証券の「増額設定」で、年の途中ではじめても1年目で満額を入れる事ができます。

つみたてNISAは「40万円まで入るタイムカプセル(期限20年)」を毎年埋めるイメージ

まず「つみたてNISA」のイメージからですが、つみたてNISAは「年間(1/1~12/31)の投資上限金額が40万円」と決まっています。

満額40万円を入れても満額じゃなくても、その年の投資分は非課税期間20年(19年後)まで運用されて基本的には増えていき、利益分には税金(通常利益の20%を納税)が掛かりません。

そして20年後には自動的に「課税口座」に移動するシステムです。

つみたてNISAは毎年40万円まで入るタイムカプセルのイメージ

次年はまた別の40万円枠になり、上記の画像のように1年毎に同じ事が繰り返されます↑

「毎年40万円まで入るタイムカプセル」
基本的にはずっと少しずつ増え続ける
19年後までは利益分に非課税

というイメージですね。

1年目の重要性!「満額40万円」と「半年分20万円」で将来どの位違ってくる?

ですが1年目を必ず1月から積み立てられるとは限りません。

多くの人が1年目は途中からつみたてNISAをスタートしますが、年間投資可能額40万円⇒月投資額33,333円のような積み立て設定をすると、年間40万円のうちの一部しか入ってないタイムカプセルでスタートしてしまう事になります↓

7月から月積立額33333円で設定した場合、40万円枠の半分が余る

例えばつみたてNISAを7月から年33,333円でつみたて始めた場合、1年目のタイムカプセルには年間積立上限の半分の20万円(正確には19万9999円)しか入れられなかった事になります。

1年目の20万円のタイムカプセルと、満額40万円のタイムカプセルでは、非課税期間終了時点の19年後にどのくらいの差になっているでしょうか↓

今年入れる20万円と40万円は、19年後にどのくらいの差を生む?

「満額40万入れた場合」と「半分の20万円を入れた場合」の19年後の期待値を比較すると、年利5%想定と仮定するとで19年後の期待値は1.05を19回かけるので約2.53です。

なんと19年という月日は元本を253%に増やすんですね!これが複利の力です!

そして1年目枠を「20万円時」と「40万円時」での19年後の期待値は以下の通り↓

今入れる40万円は期待値的には19年後の101万円の図解

「1年目にタイムカプセルに入れる金額の20万円差が、19年後に50.5万円の差になる」

という事ですね。

また、当たり前ですが1年目のタイムカプセルは最も早く膨らむ可能性があり、一番最初に非課税口座を終了します。

何が言いたいかというと、「今の20万円が19年後には50.5万円になる可能性がある」ので、できれば1年目も満額40万円入れたいという事です。

つみたてNISA1年目に満額入れる方法:楽天証券の「増額設定」

年の途中からつみたてNISAをスタートする人がほとんどだと思いますが、途中からでも1年目の投資可能額(タイムカプセル)を満額40万円入れる方法があります。

自分の場合は「楽天証券」を使っているのですが、楽天証券の場合「増額設定」という手続きで、「毎月の積立設定額」とは別に「任意の額」を増額可能になります↓

7月から月積立額33333円で設定&10月から66666円の増額設定をした場合、満額40万円を入れる事が可能

先程の7月から毎月33,333円積立設定をしている例であれば、10月から増額設定で満額まで入れようとしたら、66,666円×3か月だけ増額設定する事で、その年は満額40万円(正確には399,999円)入れる事ができます。

ただし、楽天証券に使える楽天カード(クレカ)決済の枠は月5万円まで(1%=500ptが還元される)なので、残りは普通に引き落とすしかありません。

楽天証券の「増額設定」は翌年にはリセットされるので、つみたてNISA1年目を途中からはじめて40万円枠を使い切りたい場合専用の機能みたいですね。

そもそも増額設定って?
 
つみたてNISAでは、年間の投資上限が40万円と決まっているため、月次では33,333円が積立設定の上限となっています。
ただし年の途中からつみたてNISAを始めた場合、上限33,333円の積立設定だけでは年間の40万円の投資上限を使い切ることができません。そのような場合に増額設定を使うことで月の積立設定額を増やすことができ、年間40万円の投資枠を使い切ることができます。

詳細な増額設定は楽天証券公式ページから確認できます↓

参考 【つみたてNISA】増額解除前の金額で積立を継続する方法について楽天証券